前カノには敵わないんだろうな…一緒にいても寂しさしかなかった

とても美しい顔をした彼に出会った瞬間恋に落ちた

現在36才女性、販売員の仕事をしています。大学3年生の時に新しく始めたアルバイトで私は彼に出会いました。初めて見たとき、彼は私の考える男性の理想そのものでした。シンプルで端正な白いきれいな顔と優しい声と雰囲気。出会った瞬間恋に落ちました。

周りのバイト仲間は皆大学生の中、彼は地方から東京にやってきたフリーターで、すでに一人暮らしをしていて大人びた雰囲気を持っていました。彼とは同じキッチン担当ということもあり二人で話す機会が増えていきました。好きな音楽の交換をしたり、おすすめの曲を大事に聴いたりと彼と話す会話はいつも嬉しいけれどドキドキして常に緊張していました。

私は彼が大好きだった為、一生懸命毎回彼の話しを真剣に聞いていました。彼もしっかり聞いてくれる人が必要だったのでしょう。段々と自分には心を許して深い話が出来る相手として見てくれるようになりました。

留学中も彼のことが忘れられない私と、元カノを忘れられない彼

大学卒業後私は海外に半年間留学しましたが毎日彼の事が忘れられず何処にいてもここに心あらずという状態でした。留学を終え帰ってきてからすぐに私から連絡し会うことになりました。いつか彼が話してくれました。彼には東京に上京する理由がありました。

大好きな彼女が東京でアイドルを目指すことになりその彼女を追って東京に来たのですが二人は上手くいかず彼はずっと彼女を忘れられない気持ちを抱えたまま一人東京で生活していたのです。彼が彼女を全く忘れられないという事を私はひしひしと感じさせられました。

私と彼は次第に頻繁にご飯を一緒に食べるようになりお互いの家を行き来したまには遅くまで話して、お互いの家に泊まり一緒に布団で寝るようになりましたが、お互いがお互いの体に触れるということは一切ありませんでした。

ある日あまりにも彼への気持ちが抑えきれず、自分が彼を好きだと言うことをメールで伝えましたが特に驚かず本気にしてもらえませんでした。私はいままで男性経験がなく、ある日そのことを知った彼はびっくりしていましたが、反面凄く喜んでくれました。

自然の関係を持つようになったが、「付き合おう」とは言ってくれない

その後彼とは自然に関係を持ち、彼は私を大切な人だと言ってくれましたが、私と付き合おうという言葉は一回も言ってくれませんでした。当時の若い自分にははっきりと「付き合おう」という自分との関係を明確にしてくれる言葉が何より彼の口から聞きたかったのですが彼は「言葉ではなく気持ちで通じている。言葉はただの言葉でしかない」としか言ってくれませんでした。

もし彼が私を以前の彼女みたいに好きになってくれたら、私に彼女に勝るくらいの可愛さと魅力があれば彼は私と付き合いたいと思いそう言ってくれたんだろうと常に思わざるをえず一緒にいても寂しさしかありませんでした。

最後まで私との恋愛をはっきり言葉で表すことはせず、私もこの恋を終わらせるには日本ではないどこかへ行く必要があると思い海外へ出ました。暫くは彼を思い続けていましたが、私にも好きな人が出来て、結婚をし幸せになれましたが今でも彼の事はたまに思いだします。