【淡い期待】彼女がいる人への片想い!冷めてる関係だと思って…

厳しい上司のお説教と優しく声掛けてくれる人

はじめまして、エンジニアをしている31歳の女性です。私には、今でも忘れられない、とても辛かった片想いの経験があります。もう9年前の話になりますが、私が大学を卒業し、新卒で入社したばかりの22歳の頃のエピソードです。

私が最初についた直属の上司はとても厳しい方でした。「まず結論から先に言え」「君の話は相手の意図を掴めていない」「要するに、その話どういうこと?」今となっては当たり前のことなのですが、上司への報告がうまくできない私は毎日そんな風に上司からお説教を食らっていました。

そんな時にいつも声を掛けてくださったのが、私より5歳年上の、隣の係の係長のHさんでした。Hさんは職場のなかでもいわゆる「出世コース」の仕事ができる人で、だからと言って周りに対しても決して偉そうにしたりしない、とても謙虚な方でした。周りからも非常に信頼を集めていた方です。私が落ち込んでいるといつも「大丈夫ですか?」「もし悩んでいることがあれば、聞きましょうか?」と温かい言葉をかけてくださいました。

長く付き合う彼女がいるので最初は恋愛対象ではなかったが…

誰に対しても親切な方なので、「いい人だなぁ、ありがたいなぁ」くらいにしか思っていませんでした。しかも、Hさんには8年間付き合っている彼女さんがいるという話は聞いていたので、最初は全く恋愛対象ではありませんでした。

ところが、当時の部署の若手で休みの日に遊びに行く機会などを通して、だんだん私は彼に対して恋心を抱くようになってきてしまいました。そして、彼も私に対して良い印象を持っているのが分かり、仕事帰りに二人で飲みにいったり、休みの日に二人で会ったりするようになってきました。

「彼女さん、心配されませんか?」と聞くと、「大丈夫だよ、遠距離だし、それにそうでなくても俺放っておかれてるからね。」と彼は言っていました。深いことは聞きませんでしたが、彼女さんとの関係は冷めきっていて、このまま行けば私に彼の気持ちが傾くのではないかという淡い期待を抱いていました。

彼女との関係は冷めきっていた?でも責任とって結婚すると決めた彼

しかしある日、いつものように二人で出掛けた後に、彼が切り出しました。「彼女と結婚することになった」と。私は一瞬、何を言っているのか理解ができませんでした。話を聞くと、彼女に別れを切り出したところ、彼女が怒り出し、「私の8年間をどうしてくれるの?!」と言われ、責任を取らされることになってしまったということでした。

そんな「責任を取るための結婚」なんかで誰が幸せになるのだろうと思いましたが、私は何も言える立場ではありません。「Hさんがそう決められたのでしたら、幸せになってくださいね。」頑張ってその言葉を絞り出したとき、私の目から涙がこぼれてしまいました。

その後、Hさんと二人で会うことはなくなり、私は転職してしまったので彼がどうなったのかは分かりません。でも、彼のことは本当に好きだったし、私の辛い時を支えてくれたことには今でも感謝しています。